ノルバスクは、高血圧症や狭心症の治療薬で、心臓など体の血管を広げて血流をよくし、血圧を下げてくれます。ノルバスクは降圧剤として多くの方に飲まれていて、世界的にも有名なお薬です。

中膜石灰化型動脈硬化はノルバスクに頼らず食べ物に注意

動脈硬化はその名のとおり血管が硬く脆くなる症状ですが、大きく分けるとアテローム性動脈硬化・細動脈硬化・中膜石灰化型動脈硬化という種類があります。生活習慣が原因となるのは主にアテローム性動脈硬化で、高血圧により弾力をなくした血管の壁に、コレステロールなどが粥状に溜まって起こります。細動脈硬化は加齢に伴って発症するため、予防策は特にありません。
血管は外膜・中膜・内膜の3層構造になっています。いわゆる動脈硬化は内膜にプラークが溜まるため、血流を妨げ血栓が発生しやすくなります。これに対して中膜石灰化型動脈硬化は、血液中のカルシウムが中膜に蓄積し、血管が骨のように硬くなる病気です。したがって通常は血管が細くなったり、血液が流れにくくなることはありません。ただし重症になると、血管が破裂しやすくなるので安心はできません。
中膜石灰化型動脈硬化は50代以上の男女に多い症状です。その原因のひとつとして食べ物の影響が考えられます。カルシウムを多く含む食べ物を摂り過ぎるのと同様に、不足するのにも問題があります。人間の体には、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きがあるため、カルシウムが不足すると骨を溶かして補おうとします。食べ物によるカルシウム濃度の急激な変化は、血管にとって好ましいとは言えません。
中膜石灰化型動脈硬化になると、正しい血圧測定ができず、異常な高血圧を示す場合があります。そこでノルバスクのような降圧剤を使用しても意味がありません。ノルバスクは血管の収縮を妨げて血圧を下げる薬ですが、石灰化した動脈には効果が薄く、もともと血圧を下げる必要がないからです。ノルバスクは個人でも輸入できますが、素人が安易に利用するのは避けたほうが良いでしょう。